夏休みの自由研究
 
『宇宙コリントゲーム』


今年は、昔懐かしいおもちゃを作ろう!ということで、
お祭りで人気のピンボール・・・あれほど大きいものは無理ですが、
それでも、子供には十分ワクワクするサイズ
約45cm×30cmのコリントゲームを工作することになりました。
板に大きな絵を描くので、
まず何を描きたいのか・・・好きなものを挙げて、
夏休みに、その自由研究もあわせてすることにしました。

『 国際宇宙ステーションISS と ロケット 』

ISSは、肉眼でも地上から十分に見えるので
宇宙好きの子供には、楽しみのひとつだと思います。
JAXAのホームページ「きぼう」を見ようから、何時にどの方角を見ればよいのかが分かります。
今は、ちょうど星出宇宙飛行士が「きぼう」に滞在しているので
ISSを見上げるのも、ますます楽しみですね。


そのISSやロケットを図鑑で調べていくうちに
「JAXAに行くと、こういうロケットが見られるんだよね!いいな〜いいな〜」と
もともと行きたがっていたJAXAへの熱が、さらに高まり
夏休み前に、まずJAXAつくば宇宙センターに見学に行くことになりました。



【JAXA筑波宇宙センター 見学】





本物のロケットが広場で迎えてくれ、その大きさにまず圧倒されました。
これから見学するドームも含めて、全て完全に無料の施設です。




人工衛星が、
地球上のどの高さを衛星しているのかが分かる模型です。
ISSは400kmの所でした。


国際宇宙ステーションの模型
実際にはサッカー場が入るぐらいの大きさだそうです。


  

これが日本も参加しているISS「きぼう」実験棟です。
実物大なので中にも入ることができ、ちびっ子たちは皆興奮していました。

ちなみに、左側に写っているのが
先日、無事にドッキングに成功した「こうのとり」補給機です。
これも実物大の大きさで、この中に物資をいれてISSに運びます。

こうのとりのサイズは全長約10mで、観光バスが入る程巨大です。
一体、ロケットのどの部分に、あの「こうのとり」がおさまるのかというと
H2Bロケットのトップの部分に、
さなぎのように人工衛星はおさめられ、宇宙に飛ばすのだそうです。

これは模型ですが、実物大のこうのとりを前にして、
それが、本物のロケットの頭に入る大きさを想像すると
思わず身震いしてしまいました。


そして、見学した7月15日は、
ちょうど星出宇宙飛行士搭乗のソユーズがリフトオフの瞬間を迎える日で、
日本時間、正午前に、JAXAのパブリックビューイングで見守り、
無事に打ち上げられた時は、皆で拍手喝采でした。
オリンピックやワールドカップもそうですが、
まわりの方と同じ気持ちになって自然と拍手がこぼれる瞬間は
とても気持ちの良いものですね。




図鑑でも、よく説明されていることですが、やはり見学すると、理解はぐっと深まりますね。
何より、圧倒されるような「すごい!」と思う気持ちが
ストレートに心に迫ってきました。
これで、
子供が描きたいと計画を立てていた国際宇宙ステーション・ロケット・宇宙服など・・・
見学してくることが出来ました。



こちらは、工作の後、最後に、
ISSとロケットについて、JAXA見学を通してわかったことを
模造紙1枚にまとめていました。








【いよいよ工作段階】
下書き→絵の具→組み立て・釘打ち








図鑑やJAXAの見学で頂いたリーフレットやメモをもとに
まずは紙におおよその下書きをしてから
コリントゲームの土台となる白板に書き写し、その後、絵の具を塗りました。
こうして、とっておきのおもちゃが、
いよいよ組み立てる段階までやってきました。





紙貼ベニヤに絵の具を塗り、スプレーニスをかけたところ




自由研究・工作メモ


コリントゲームは、単品で木板や釘を購入すればもっと安く出来ますが、
今回は、その前にロケットの下調べに時間をかけていたこともあり、
木片は裁断済みのキット(釘で組み立てるだけの)
アーテック「コリントゲームCキット」770円を使用しました。
紙貼ベニヤ450×280×9mmをはじめ、釘はもちろん、枠用の角棒など
全て必要なものは揃っていて大変便利でした。


自由研究の夏なので、
幾つか良かったと思った点を挙げておきますね。


◎発射部分が大変しっかりとしていた点。
輪ゴムではなくスクリューバネを使用しています。
これは、何度遊んでもずれることなく、パワーがあり、
手作りでも、この安心感は思っていた以上でした。
これは、夏休み以降もずっと遊べそうで経済的だと思いました。


◎絵を描く部分が、最初から白くベニヤ貼りがされている点。
下書きもわかりやすく、何より絵の具で色付けをすると、
子供の絵は大変綺麗に発色してくれるので親子ともに嬉しいと思います。


◎くぎ打ちが子供でも出来るように工夫されている点。
ビー玉が転がる面の飛び出た釘打ちは
コリントゲーム作りの大きな楽しみの一つでもありますが、
子供がすると、強く打ちすぎて下に釘が飛び出てしまう危険もあり…
つい親が・・・という展開になってしまいがちだと思います。
ところが、
このキットには、下記画像の青の附属物があり、
子供自身でも、ちゃんとできるように提案されています。
これは、かなりの優れものだと感心いたしました。







子供は、力を強く込めることは容易にできても、
まだ手加減というのに長けていない場合が多く、
このような途中でおさえるストッパー的なものがあると、
小さい子にもうまくできて助かりました。
大工さん気分で楽しそうにカンカン金槌で打っていました。



ここは最高に楽しい所です。
くれぐれも親が、まとめていっぺんに釘を打ってしまわないように…(笑)
ここで完成を急いだら、もったいないです。







時間がかかっても、
ぜひ、ひとつひとつビー玉を発射させて
その転がり方を確認させてから釘打ちを進めさせてあげてください。
最初は、ストンと落ちてしまって全然面白くないので、
どうすれば面白くなるのかな?
子供に予測をさせると、面白いような答えがかえってきます。
最初はかなり見当はずれのことを言ってきますが、
実際に、ビー玉が思っていたように転がらないことを目の当たりにして
子供の好奇心はさらにふくらむはずです







これは、物理の要素も自然ともりこまれていて
大変興味深い実験になることと思います。
ビー玉がどう転がるのか…を予測させながら、釘打ちという工作も楽しめる。
理由は、まだ幼くてわからないでしょうが、
おそらく10本も打つ頃には、感覚的に何かをつかむはずです。
自分の打った釘次第で、ビー玉の進度がころころと変わる楽しさ。
そしていくら考えて釘を打っても、発射する強さによって
また結果が全然変わってしまうおかしさも
飽きないことと思います〜。



下調べ、JAXA見学、下書き絵の具、工作…と、
かなりのんびりとやってきたので、ここまで一か月弱かかりましたが、
コリントゲームの工作だけなら、2〜3日あればできることと思います。
カランコロンというビー玉が木にあたる音も心地よく、
電池・電源なしで、
これだけ夢中になって遊べるおもちゃを手作りでできるなんて
とても素敵なことだと思いました。







キット以外に使用したもの

このままだと傾きがないので、
家にある不要の木板を下に付けてあります。
(傾きはつけた方が、自然とビー玉が下部に集まり便利です!)
また、物凄い勢いでビー玉を発射できるので
そのようにしてもビー玉が飛び出ないように、
上半分に透明の(洋服などの)クリアケースを蓋のようにかけました。



親の手伝い度…低学年なので、
枠や発射部分の組立てには、結構親が手伝いました。
(枠部分は、板がかたいです)
まだ完全に一人では…隙間だらけになりそうな勢いでした(笑)
年齢が上がれば、このあたりまで全て独りでできるようになることと思います。
学年に応じて、完成度が上がるので、
幅広い年齢の自由研究としてよさそうだと思いました。



2012年 夏休みの自由研究 
手作りのコリントゲーム
 小学2年生 記録 8月18日