ショップ準備U…コラボ企画


初めてお見えになった方は、
よろしかったら 「Shopのこと」から先にご覧ください。





コラボで何を作るのか、
作り手のdoricoさんと打ち合わせを重ね、
リストアップ→試作 という風に、
お互いの持ち場で、昨年末から動いてきました。


doricoさんは、
2人のコラボの象徴となるオリジナルロゴの発案と刺繍図案作成、
私は、作品のデザインと縫製が担当でした。





コラボ企画による商品リスト


* リネンのバッグ *

* リネンのマット *

 *baby 5点set *
(スタイ+ブランケット+背中パッド+ハンカチーフ+doricoさんのミニベビーシューズ)



他にも色々と企画はあがりましたが、
初回にご用意できるものは上記の内容になることと思います。











バッグの試作




リバティのエレガントな雰囲気に調和する…艶やかでハリのあるリネンを探しながら
経緯糸が等しくクロスステッチも施すことの出来ることを条件に
まず素材を厳選していきました。




試作no.2








素材が決まるとデザイン決めに入りましたが、
それが、なかなか思うようにいかず・・・
吊るしポケットにしたかったのですが、
折角のリバティが口元は見えない形になってしまったり、
形自体も、何とも野暮ったいもので・・・
しばらくは、そのような感じが続きました。
















試作no.4








今度は、
自立するタイプにして、型紙を大きく変えてみました。
これはこれで、もう少し改良すれば、いい雰囲気になりそうな気がしましたが、
それには、もっと時間をかけて確認したいことがあり、
今回は、このパターンについては保留にしました。














試作no.5









前回採用したピンタックと切り替えを取り入れて試作












この時点で、
内布、吊るしポケットのデザイン、
接着芯をどれにするか、貼るべき位置・量の調整は、
おおよそ確定しました。
せっかくのリネンの質感を損なわないよう、
また、手洗い仕様でお洗濯も可能に仕上げたいこともあり、
接着芯との兼ね合いは、
試作によって、デザインと並んで考慮すべき事項でした。





あとは、表側の雰囲気です。

中央にロゴ刺繍がきたとしても、
これでは、まだ、何かが及ばない、足りない…感じがしました。


















コラボのロゴデザイン発案と刺繍図案作成
doricoさん





バッグの試作を重ねながら、
ここにdoricoさんがどんなロゴを考え、刺繍を施すのか…
そして、私がどんなバッグを作るのか…
お互いに、「その時」を待っていました。



納得できるものに出逢えるまでは妥協できない、という暗黙の了解下が
緊張感のある手仕事と期待と信頼、
お互いに、それに応えたいという想いが募ることによって、
普段であれば、諦めていた領域にまで、
一歩も二歩も踏み込んでいたように感じました。














初めて、doricoさんのアイディアノートを見たとき、
彼女の本当の力を垣間見た思いがしました。



どれも、よく見ると、
ひとつひとつ凝っていて素敵だと思いながらも、
あんなに沢山のサンプルがある中で、
このひとつのロゴデザインが、
ものすごい勢いで心にせまり、直感的に「これだ」と思いました。
後に、それは、
実は、doricoさん自身も選んでいたものだと分かりました。











このロゴデザインは、
お互いの本名の頭文字をベースに、
その可能性が無限に広がりますように…という想いをこめています。



M と A と ∞ (無限大) 



刺繍図案についてのdoricoさんの想いや姿勢は、
彼女のブログに詳しく綴られていますので、ご覧ください。
「ロゴのデザイン」

あたたかく ほがらかな まなざし









試作 no.7 と no.8 










コラボのロゴ刺繍を受けて、私もさらにイメージが広がり、
何より、様々なことが偶然にも功を奏して、
自己満足の域ではありますが、
これだ、と思える「その時」を、やっと迎えることができました。



口元が、
ちょうど無限大の「∞」のマークのような形を見せてくれるものに仕上がったとき、
肩にかけた状態で上から見て、
さり気なく、でも確実に見える『リバティの量』が、
全体のバランスに対して、一番好みに合いました。














逆Aライン、ピンタック、そしてレース。
中央のリバティの飾り紐は
リボンにして口元を綴じる形で使っていただいたり、
ルーズに結んで風を受けて自然と揺れるのも、可憐で雰囲気があると思います。
















裏には、
シリアルナンバーのミニ刺繍を「01」から入れていくことにしました。
(アルファベットは試作品のみです)





底とサイド












A4も入る実用性を崩さずに、
もたつかないスマートな脇、そして、できるだけエレガントに・・・















お色の展開は、
リネンのナチュラルなベージュ色とオフホワイトの2色をベースに、
様々なリバティを裏地に配してになる予定です。
















使うにつれて
より風合いを増していく上質なリネンの質感を味わいながら、
楽しんで頂けたら…幸いです。


















刺繍糸の色は、
リネンの地色とリバティに合わせて、
相応しいものを、ひとつひとつ選んで刺していきます。





M*Serendipity × dorico
コラボ企画













最後までありがとうございました。



長くなってしまいましたので、
今回は、ここまでに致しました。



私のブラウスの試作のことは、また次回「Shop準備V」にて…





mayumin








編集後記












昨年、
紅葉の季節にスタートしたコラボ企画は、
雪が降る日も経験しながら、
もうすぐ桜の咲く季節を迎えようとしています。
3ヶ月以上の月日を経て、
なんとか納得のいく試作品が出来上がり、
ここから、ようやく商品作りへと入っていきます。





doricoさんとの打ち合わせは
いつも午前中から始まり、ランチを挟んで、ほぼまる1日にわたることが多く、
よくこんなに話すことがあふれてくるものだと思います。
お互いに過去のキャリアにおいて少し重なる部分を持つせいか、
価値観が似ている部分を持ち、
打ち合わせやメールで交わす言葉が、
実に楽しく刺激的なものとなっています。













最初の頃、
こんな印象的なことがありました。
出版物の刺繍図案について、著者の意向を確認した際、
doricoさんは、
海外の出版社へ、全て英語でメールを送り、
やり取りをされていました。


こういうことを、
さり気なくこなされる所が、
大変頼もしく聡明で素敵でした。



私も頑張りたいと思いました…






2008年 3月16日





next
1周年を迎えて テーマやタグ準備 コラボ企画 予定ラインナップ







M*Serendipityへ戻る