『 英検1級一次試験合格に至るまで… 』

語彙の憶え方編


英語に限らず他の資格試験のためのお勉強にしても、
「何かを覚える」というのは、
とても大変なことだと思います。

ここでは、
英検1級一次試験に向けて勉強していた頃の「語彙を覚えた方法」です。
余り参考になるかどうか分かりませんが、
ご覧いただけたら…幸いです。



暗記そのものは決して楽しいものではないので、
とかく後回しになりがちですが、
語学を勉強する上で、
語彙はあるに越したことがないように思います。

リスニングは成果を目に見える形で感じるまでにかなり時間を要しますが、
語彙は『頑張れば頑張った分だけ、短期間で結果を得る』ことができます。
これは、勉強を長く続けていく上で、
実は、とても大切な要素だと思います。

語彙が増えれば、
読解の得点は必ずあがりますし、
日々読んでいる英字新聞も原書も、辞書を引く回数が目に見えて減り楽になります。
DVDで映画を使ってリスニング練習をしている時もそうです。
これは、勉強している成果をちゃんと感じられるので、
モチベーションの持続につながります。

私は、自分が英語の勉強を「ずっと続けていきたい」為に、
当時、語彙のインプットを『必ず、毎日』していたような気がします。

月曜日〜金曜日は「毎日10語」新しい語彙をインプットし、
土曜日と日曜日は、その一週間で覚えた「50語のチェックと、それまでに覚えた語彙の復習」を行いました。

「毎日たった10語でいいの?」と思われるかもしれませんが、
単なる暗記ではなく、
それをきちんとアウトプットできる状態(その単語を使えるレベル)までにするには、
1日にこの数が精一杯でした。
欲張って途中で苦しくなるよりも、
それぞれご本人の中で、「確実にできる数」に絞って、
これだけは「絶対に毎日やる」…という風にしたほうが長く続けられると思います。

そして、土・日曜日には、新しい単語は一切いれません。
それは、未消化になる状態を防ぐためでした。
「たっぷり復習」に使いました。
復習は、身につける上で、一番大切なことだと思っています。


さて、この覚え方ですが…
私は、語彙に関しては、準備の時間を除いて、
「一切机に向かって行いませんでした」
じゃあ、どこで・・・?となるのですが、
あらゆる所で「何かをしながら」なのです。

ほかの事をしていても、
『 人は、頭の中は自由です 』
何を考えていても誰にも縛られていないのだから、
思う存分に使いました。






忙しいときには、特に「何かをしながらタイム」は、
私にとっては欠かせない時間でした。
他の勉強には、やはり、もっと集中力が必要とされるので、
机に向かってテキスト出したり鉛筆出さないと出来ませんが、
語彙のインプットは、気軽に脳を使うことが出来ます。

車に乗りながら、電車に乗りながら、
お洗濯物を畳みながら、お料理を作りながら、お掃除をしながら、
お風呂に入るときも、トイレに入る時も(失礼しました)
眠る前も…
この「何かをしながらの時間」は、
意外と沢山あるものです。

朝・昼・晩で、だいたい「3語ぐらいずつ」を覚えるようにしていました。
3語だったら、「ながら勉強」でも、ばっちり頭に入る量です。

そして、「ながら勉強」でなかったら、
あんなに毎日…必ず続けることは出来なかったと思います。
机に向かって勉強するリスニングや文法や長文読解、作文と平行して、
語彙は、私にとって、常に「ながら勉強」の位置をとっていました。

具体的な方法へと入っていきますが、
語彙を吸収するのに、
それまでしてきて一番効率的だと思ったのは、
とにかく「日常の中で、できるだけ多く、その語彙に触れること」だと思いました。
部屋のあちこち、カバンの中、手帳の中、会社の引き出しの中…
ありとあらゆる自分が使っているものの中に、
覚えたい語彙を、自分の日常の中に、ひっそりと置くのです。

どうやって…そうするのか?

なぁんだ…と思われるかもしれませんが「付箋」を使いました(笑)

これがなかったら、私は、英検1級一次試験に合格していなかったと思います

それまでに、
問題集で間違えたものやリスニング・英字新聞で辞書を引いた語彙を「付箋」に書き出し、
「自分の中でテストができるよう感じで」まとめていきました。
(もちろん単語帳からも)
ある一枚は意味だったり、類義語やイコール熟語、例文、会話表現などなど、
覚えたいと思ったことは、
何でも「付箋」に書くのです(笑)
そして、それらを自分の生活空間の中にペタペタ貼れば
準備OKです

復習してみて、ほんの少しでも習得の甘い語彙は、
今度は別の角度から、その語彙を付箋に書いて(例えば次は例文にしてみたり)、
また貼っておきます。
再度思い出せなかったら、また別の例文を付箋に…
この繰り返しです。
当然目に触れる機会が多くなります。
たまに、余り開きそうにない引き出しの中とかにも貼ってたりして、
今でも、お洋服の間から、ばらばらっと出てくると、
私を驚かせ懐かしい気持ちにさせてくれます

とにかく、これは不思議と楽しいです。
勉強しているという感じがしません。

お料理を作りながら、
目の高さの位置に付箋がある幸せ…(笑)
当時、これは私を安心させたものでした。
家では特に、その単語や熟語、例文を声に出すことによって、
音読して身体に覚えさせました。

そして、最後に…
なぜ付箋を使ったのかというと、
折角書いたものは大切に…最後まで、さらに使いたかったのです

ある程度覚えた語彙は外され、
紙の上にひとつひとつ並べて貼ります。
さらに、それを透明の下敷きやルーズファイル(中に入るタイプ)に入れて、
今度は持ち歩きます。

テスト前の最終チェックは勿論、
そのまま試験会場へもまとめて持っていけますし、
ノートとして完全に保存しておくことも出来ます。
この状態で、ジッパー付きのビニール袋にいれれば、
お風呂の中へも、仲良く連れていけます。
まさに裸の付き合い(笑)
「どこでも語彙ちゃん」といった感じです。

これが裏表びっしりと貼ってあって…
家には20冊以上はあります(笑)
ほんの一部公開…(あまりきれいではないので、見にくくてごめんなさい)





自分の生活の中にいかに楽しく「覚えたいもの」を取り入れられるか…
それが、長く毎日続けられる秘訣だと思います。
すごく大変な状況に、自分を追いこまないようにしましょう。

「楽しくなければ、長続きはしません」

楽しみ方は、人それぞれだと思いますので、
今お勉強中の方は、
自分あったものが何か…早く見つけられるといいですね。
大切なのは、とにかく「毎日続けられること」だと思います。

平日、1日10語覚えたとして、
1週間で50語、
1カ月で200語以上、
1年で2400語以上、
3年で7200語以上
5年続ければ「 12000語以上 」にもなります。

毎日の「ささやかな積み重ね」
これを大切にできる方が、結果を出せる人だと信じています。
がんばってください。



It does not matter how slowly you go as long as you do not stop.
Confucius
『立ち止まってしまわない限り、どんなにゆっくり進もうと構わない』
孔子





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P.S
一次試験に合格した時の葉書を
添えておきます…