【折り伏せ縫い始末 基本】


ガーゼは弱い素材だと思われがちですが、
「きちんと仕立てられたもの」については、お洗濯に対しても丈夫で
意外にも 快適な働き者のお洋服になります。

ほつれやすい端をどう対処するか…ここがポイントです。

勿論、ジグザグミシンでも始末することができますが、
何回かお洗濯を繰り返しますと、普通の綿生地とは異なり
かなり糸が出てしまい、
見た目にも、触り心地も、決して良い状態ではなくなってしまいます。
これを防ぐために、
ロックミシンがない方に有効なのが、
「折り伏せ縫い始末」になります。

ここでは、折り伏せ縫い始末について、
特にガーゼに施す場合を
基本からちょっとしたコツまでを折り混ぜながら、綴りました






折り伏せ縫い始末で仕上げお洋服は、
縫い代が肌に当たらず、それでいて丈夫ですので、
ベビーやお肌の敏感な方には…大変おすすめの始末の仕方です。
もし、サイドにスリットを入れたい時には、「割り伏せ縫い」という始末の仕方などもあります。


他にもレースを縫い付ける時の端始末にも、
折り伏せ縫いを利用されますと、
こんな風にちらっと見えた時もとても綺麗なります。







まず基本的な縫い方は、こちらの参考動画をご覧ください。
縫いしろ・折りしろの始末 6パターン
出典:IPA「教育用画像素材集サイト」  http://www2.edu.ipa.go.jp/gz/



簡単に説明しながら、『コツ』をお話します。
いつか写真をご用意できましたら加える予定です。

@中表にあわせて、出来上がり線で縫い合わせる。

A一方の縫い代を0.5〜0.7cm残して裁断し、もう一方は1.2〜1.5cmで裁断する。初心者さまは多めに…
くるむ直前に裁断するようにしましょう。
できるだけほつれる糸をなくすためです。

Bまず、2枚の縫い代を、多い方の縫い代側に倒します。
そうすると、多い縫い代の上に短い縫い代がのっている状態になりますね。
そうしたら、まず、大きい縫い代を1回折り、さらにもう一度折って(短い縫い代をくるむようにして)、しっかりアイロンをあてます。
ガーゼがふわふわとしてアイロンで折り目が付きにくいときには、
すこし水で濡らすとやりやすくなります。

C最後に、ごくきわを裏側からミシンで縫います。

本には、よく『表から縫う』…とかいてありますが、
ガーゼの場合は、縫い代の端をしっかり押さえ込んだ上で縫わないと
(少しでも外れるところがあると、ほつれの原因になりますので、「裏側」から縫う方が確実です)
また、ここで「しつけ」をされるとミシンが楽になります。





折り伏せ縫い始末というのは、表側にもミシンの縫い目が出ますので、
できるだけ綺麗にするように心がけましょう。
『縫い代をきっちり折った上でアイロンをかけておくこと』がとても大切になります。
この時点で、均一幅がとれていれば、
たとえ裏から縫っても、表側は均一ステッチになり綺麗に出来上がります。

※どちらの縫い代を多めにするかは、
表からみた時に、できるだけ綺麗見える…ことをイメージしてされるとわかることと思います。
例えば、脇の場合は、
できれば前身頃には折り伏せのステッチがない方が好ましいので、
前身頃の縫い代を多くとっておき、それでくるんで後身頃に倒しステッチします。

袖部分は、ラグラン袖の場合は、大体お袖側に倒してきましたが、
もし、このデザインが、全く逆の場合には(お色の濃い生地が身頃で、お袖が白系のガーゼの時)でしたら、
逆側に倒した方が、見た目がきれいだと思います。
濃いものの方に縫い代を倒したほうが、透けませんので、色々と試されながら、
最終的には、ご自分の目で「美しい」と感じたことの方が確実です。

ただ、普通袖の場合には、
コバステッチもそうですが、身頃側に縫い代を倒すようにしないと、
やりにくいだけでなく、見た目につってしまいます。
身頃よりも袖の方が生地が多くなっていますので、
せっかくのお袖のふんわりした感じを壊さないためにも、身頃側に倒して処理してください。






【 折り伏せ縫い始末をする時の注意点 】


まず、 「折り伏せ縫い」をされたい方は、
裁断の際、縫い代を多めに(2〜3cm)とっておくようにしましょう。
せっかくの折り伏せ始末なのに、
端が短くては、結局しっかりとくるんで縫うことが出来ず…
ほつれてくる結果になってしまいます。
『後で裁断することは出来ても、縫い代を足すことはできません』
その点を心得て、ご注意ください。

  最近、縫い代こみの型紙が多くなっていますが、
おそらくそれらは、『1cm縫い代』だと思いますので、
  パイピング始末をする襟ぐり以外は、
全体的に必ずプラスして裁断するようにしましょう。
  
ガーゼでお洋服を作る時は、いつでも縫い代は「多めに」が鉄則です。
  裁断した瞬間からどんどんほつれてきますので、
  あらかじめそれを見越しておきます。