【ピンタックの作り方】


それでは、具体的に作っていきましょう。
今日は、『4〜5mm幅』のタックに『10mm間隔』で仕立てますが、お好みで各自調節してください。

ピンタック用のWガーゼには、
細い糸で織られた目の詰まったものを用意しましょう。
目の粗いざっくりガーゼは向きません。
一般的な…普通のガーゼで結構です。


【ピンタックレッスン 糸抜きの練習 〜ライン取りと折り目をつける】
(必要な道具)
  ●毛抜き  ●Wガーゼ ●水に消えるチャコペン(なければ普通のチャコで結構です) ●定規 ●アイロン ●ミシン 

   最初はハギレでも構いませんが、出来ましたら、
   ガーゼの「地の目」の向きが相応しいものを選んであげてください。
   『ピンタックラインと耳は平行になるよう、生地を裁断します』
  
  ピンタックに必要な生地のサイズの計算式
           (単位はcmに直してから当てはめてください)
  (ピンタック幅×2+間隔)×ピンタックの本数+4cm
  今後お洋服にピンタックを取り入れるときに参考にしてください。
  練習用のハギレでしたら、ある程度の大きさがあれば十分です。 

『4〜5mm幅』のピンタックに『10mm間隔』で5本の場合の、 必要なサイズを計算してみましょう。

  (0.5×2+1)×5+4cm = 14cm ですね。
  簡単に言いますと、ピンタック 5本→14cm
                   4本→12cm
                   3本→10cm






@ 地直ししたガーゼにアイロンをきちんとかけて、目をそろえます。


A 生地を地の目の通り真っ直ぐ裁断するためにも、
まず一本『糸抜き』をします。
そのラインにならって裁断すれば、難なくまっすぐになります。
  

B ピンタックをご希望の数だけ印をつけます。
  端から3cm(少なくとも2cm以上)あけた上で、
  ピンタックの山となる部分に『2cmずつ』点々と印をつけます。
  (下に画像あります)

C 印部分の「表ガーゼの1本」だけを毛抜きで抜きます。

【糸抜きのコツ】
  一気に強く引っ張っては駄目ですよ(笑)
  ガーゼに触れる手は、いつでも優しく…ですからね。

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(この写真は既に糸抜きがされた後ですので、うっすらラインがありますね)
  まずA部分を左手の人差し指と中指で軽くおさえながら、
  糸を1本すうーっと右手で引っ張ります。
  この時『毛抜きは常にガーゼの口元で引くようにしましょう』
  (糸を引くと、毛抜きとガーゼが離れてしまいますので、
  再度ガーゼの口元で糸を挟み引っ張ってくださいね)

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  なお、少し引くとガーゼがギャザーのようになり糸がとまります。
  (それ以上引けない感じになります)
  そうしたら、そこで、手をとめて、
  糸は毛抜きで持ったまま(ガーゼの口元で)
  左手でギャザーをB部分へと送ります。
  そうすると、また糸が動くようになりますので、
  さらに糸を引き、繰り返して
  最後にほぼ「すうーっ」と全て抜けると思います。

  これは、30cm以上の長めの糸を抜く時の方法です。
  短ければ、一回で上手く抜けると思います。

  抜いた糸がガーゼの中で切れてしまう場合は、 少し力を入れすぎです。
  ガーゼは撚りが甘いので、
途中で消えるようにすうっと切れてしまうことはよくあります。
慌てずに、再度毛抜きでつかんだり、
もしガーゼの中に糸の先がもぐってしまっても、
よく目を凝らして見ると、その糸は全体的に引っ張られて他とは少し違うので、
分かることと思います。
(指で触っても、ピンとつられている感じが一本だけおこっているので分かるはずです)
落ち着いて頑張りましょう。


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  糸抜きが終わっていますが、うっすらとラインが見えますか?
  真っ直ぐ美しいですねぇ…(*^_^*)


D 次は、折り目をつけます。

【折り目をつけるコツ】
  端からすぐにアイロンをあてていくとずれたり難しいので、
  まず画像のように、
  『糸抜きライン通りに指でつまんで軽く折り目つけます』
   (引っ張るようにすると伸びてしまうので、押さえる程度です)


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  山折りができたら、
  二つ折りにして、その端にアイロンをあてていきます。
  アイロンはスタンプタグの時のように、
  「押さえる」感じであてましょう。
  この時、隣のピンタックを潰さないように、
  出来上がった折り目は必ず見えるように上にしておくと、
  端にアイロンがかけやすいことと思います。


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今日は、ここまでですが、上手に折り目まで真っ直ぐに付けられたかな
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E ピンタックを縫製する

二つ折りにし、端から4〜5mmの所を縫っていきます。



つづき・・・



後日画像等が揃いましたら、説明の続きを書く予定ですが、
momoさんが縫製のことについて、既に詳しく書かれています。
ぜひ、ご覧ください。


『天使のお針子』 momoさん
ピンタック1
ピンタック2
決まった長さのピンタック



ここで、
私のお洋服に施しているピンタックの縫製について
「2枚あわせ」か「3枚あわせ」なのか、
(momoさんの説明の中の、ピンタック1なのか2なのか…)
追記しておきますね。







私の作品は全て「2枚あわせ」のピンタックになります。
丈夫なのは、やはり「3枚合わせ」の方ですが、
なぜ2枚あわせにしているのか・・・
それは、その方が『肌触り』が良いように感じたからです。
3枚あわせは、 ミシン目が全て裏に出てしまいます。
私のお洋服は、ピンタックが長くそして多いものでは12本も施してあるため、
ミシン目の出ない、こちらの方を選びました。

ただ、ピンタックの長さが短く、数も少ない時は、
そんなことは気にされずにお好きな方を選ばれれば良いと思います。
3枚あわせの方は、ピンタックも自然と寝てくれますので、
落ち着きもよく、もちろん丈夫です。
さらに、
布小物…バッグなどにピンタックを施されるときは、
丈夫で長持ちすることが何より大切ですので、
3枚合わせで縫製したほうが『断然おススメ』です。


後日談
ピコフリルの研究の時にmomoさんとお話していて、
後で、分かったことなのですが、
『3枚あわせピンタック』は、
ミシンの自動ピンタック? を使用すると、
自動で巻き込んでくれ、このように仕上がるとのことを教えて頂ました。
工場などは、こちらが多いようです。