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美しい額縁仕立てを目指して…






数年前に、初心者の私にも額縁縫いをすることが出来たのは、
LINNETさんのHPに詳しい説明があったおかげでした。
そこから練習するようになり、
最初に比べて少しずつ上達してきたように思います。











試作品を重ねていく中で、
最近、額縁縫いをより突き詰める機会に恵まれたので、
更新お休み中でしたが、方法論も合わせてupいたしました。













薄手のパリッとした生地では、比較的上手に出来るようになってきたものの、
厚めの生地や柔らかめのリネンになると、
急に仕上がりの完成度が落ちていくことを感じました。
納得のいかない出来になる度に、
「美しさがどこで欠けてしまうのか」を自分なりに見つめて
考えてきました。




額縁縫いの失敗しやすい点は、
角が綺麗に出ないこと、
また、額縁幅が均等でないため、最後のステッチが不揃い、などがあると思います。
失敗サンプル画像です。










これらの失敗の原因は明らかで、
額にあたる部分を縫うとき、斜めの部分が「正確に45度」にできるかどうか
ここにかかっていると思います。




ここでは、
それらの失敗しやすいポイントを踏まえて、
少しでもきれいに仕上がるように、努めてきた方法をまとめました。













【額縁縫いが綺麗にしやすい生地…素材】



初心者の方には、
ハリのある薄手の生地(綿やリネン)がおすすめだと思います。
厚みがででくると少し大変になりますが、
「生地の目がつまっていれば」 美しく出来ます。
個人的に、額縁縫いにおすすめできないように感じるのは、
(丁寧にしても出来上がりがあまり美しくならない)
柔らかい「ざっくり編み」の生地です。


目のつまったハリのあるリネンのサンプル

ざっくり編みのリネンのサンプル





適した素材を選び、方法論もまた練ることで、
厚みのあるものでも、
安定して、少しずつ完成度が上がってきたように思います。





厚手リネン









【額縁縫いの方法】





まず、地直しがとても重要になります。
水によく浸して(リネンであれば半日以上)から洗濯機にかけ
半乾きの時に、アイロンをあて「生地の目」を丁寧に整えてから、
出来る限り、その目の通りに裁断するようにしましょう。
細い糸〜普通の糸の時には、
生地の目からずれても後で影響は余りないものの、
上の画像のような太糸のしっかりリネンでは、
目に沿って裁断しないと、後でかなり響きます。


額縁縫いは、出来上がりサイズに額縁部分の布も含めて裁断するので
思っている以上に生地を使います。
例えば、額縁部分を2.5cmぐらいにしたい時は、
縦横の両方に、プラス7cm弱加えて裁つことになります。
マットのサイズの用尺としては、
出来上がりサイズの長さ+(希望の額縁の幅×2)+(縫い代7mmぐらい×2)


まず生地の目に沿って、
縫い代部分(7mmぐらい)を、4辺しっかり折り目をつけます。
この時、他の辺と縫い代幅が少し違っていても気にすることはありません(全て中に入ります)が、
「布の目のとおりに」折れていることの方が、
後で美しさを左右します。







角をはさむ両辺Bを
中表側に(対角線上に)重ね合わせて三角に折り
しっかりと折り目をつけて待ち針でとめます。
ここは、のちにとても大切になりますので、
柔らかい生地の時には、アイロンをあてた上で
正確に重ね合わせてください。









縫うラインの取り方



下図のように、私はいつもラインを引いています。
額縁の幅は、お好みに合わせてください。

折り畳んだ「わ」の部分A直線ラインに
ものさしを合わせると、自然と直角のラインが分かります。
Bとの交差点までの長さを見ながら、
お好みのところでラインを引いてください。

私の場合、カフェマットなどは、いつも3cmです。
コースターのような小さいものになると、それよりも少し狭くしています。







ラインに沿って縫っていきますが、
この時のポイントは、額縁の角にあたる部分(画像の中の○印)で、
返し縫も含めて、「一目あける」ようにされると、
引っくり返した時に、きれいに角がでます。
(細番手でしたらあけなくても大丈夫です)
ここでの一目は、1〜2mm、ほんの気持ち程度です。





際までたどり着いたら返し縫いをしてください。
ここは、引っくり返した時に、
額縁の角を結び付けている部分になりますので、
縫い代部分まで戻ってから糸を切ると、
あとでほつれることもないです。
(ただ慣れない方は、距離のある返し縫いでは曲がりますので、
折角のラインから逸れないように、
針をさしたまま、布を一度持ち替えてミシンを進めるか、
もしくはここのみ手縫いでラインどおりに正確に進めたほうが、
最終的に綺麗に仕上がるかもしれません)





そして、「縫った後で」画像のように縫い代を切り落としています。
そうすると、ラインを書くとき、そして縫うときにも、
生地がほつれて広がっていかないために、
初心者にとっては、より簡単に
直角ラインをとることが出来るような気がします。








引っくり返す前に、縫い代をしっかりと割り、
さらに角周辺のみで結構ですが、
画像のように裏側の状態で一度折り目をつけておきます。












上の作業のあと、表に引っくり返し、
角には菜箸などを使いある程度きちんと出しておきます。

そして、 額縁を軸として、両辺に折り目をつけていきます。
この時、太糸厚めリネンでは、
「糸の目」をよく見てその目に沿うようにして、折り目をつけていけば、
後ではっとするほど綺麗な額縁が出来上がります。










この時点では、まだ角部分は、少しシャープさがありません。

この後、さらに手間を加えて
生地の力を借りて、角をよりシャープにします。







画像のように
角部分周辺のみ、対角線上に折ります。
(最初に行った、角の両辺を揃えて重ね合わせたのと同じです)







親指と人差し指で、角をはさむようにして
ぎゅっぎゅっと額縁部分の先に向かって折り目をつけていくと…
中に入っていた布が
数ミリという単位で自然と出てきて、シャープになります。

角を縫ったときに、
先ほど、ステッチを一目あけておいたのは、
ここで生地を逃がしてあげるためでした。









ここでアイロンをあてて、
額縁幅が均一であることを確認しながら、たるみのないように下準備をして
最後のステッチをすれば出来上がりです。









最後まで
ありがとうございました。












コラボの試作品、まだ途中段階のものです。

額縁縫いを少し応用して、
この額の中にキルティングを入れて綴じたマットです。
お皿を置いた時の衝撃緩和の役割だけでなく、
見た目にもぷっくり感が贅沢で、
今は、私のスタンプですが、
ここに、
doricoさんのデザインされた刺繍がくることになっています。




2008 2 22
mayumin