コーヒー染め

副資材を好みの風合いに変えて使うたのしみ




白色のトーンは幅広く
青白く透き通るような真っ白から
オフホワイト、生成り…まで様々です。
それぞれに魅力があり素敵ですが、
こと副資材としてレースを使うときには、
そのベースとなる生地のお色に合わせたいこともあり、
蛍光性のある白のレースの時には、
今まで、紅茶で少し染めて
コントラストを和らげてから使ってきました。


ただ、この紅茶染め…
私のやり方が悪いのかもしれませんが、
薄い紅茶で染めても、なんだか「赤み」がついてしまい、
そこが少し残念な所でした。









先日、『あたたかく ほがらかな まなざし』 の doricoさんから、
コーヒーで染めると赤くならないことを聞き、
早速試してみたところ、
これが、実にいい風合いになりました。
今まで難点だった赤みが、全くありません。



もともと茶色に染色することを全く望んでいないので、
コーヒー染めの薄さは、
柔らかいトーンで、
いっそう好みに合いました。







下が、そのままの白レースで
上が、コーヒー染めです。



下の画像は、
市販のオーガニックレースの生成りとの
お色の比較です。







市販の生成りは、
意外と黄味が強いので、
コーヒー染めの方が白く仕上がります。




4/17追記

さらにコーヒーを浸ける時間による色合いの違いです。 
(下の画像のAは、上の画像の染めた方のレースと同じです)






A → コーヒーに浸した時間が「3〜5分」ぐらいです。
見た目にはオフホワイトといった感じです

B → コーヒーに浸ける時間は「10〜15分」ぐらいです。
画像よりもうすこし暗めで、ミルクたっぷりのカフェオレ色に近いと思います。



Bのレースを用いたサンプルです。
生成りにベージュトーンの入った地色ガーゼに合わせてみました。







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〜 
コーヒー染めの方法 〜
副資材 編


Tシャツや生地に染めるときには、
もっと本格的な方法で染めないと、
綺麗には染まりませんので、
ここでは、
副資材のレースに染める手軽な方法としてご覧ください。

コーヒー染めは、本当に『うっすら…』です。
しっかりと染められたい方は、紅茶染めをおすすめします。

また、染めるのに相応しい素材は、リネンかコットンになります。
(熱湯にいれますので、化学繊維を含む生地はご遠慮ください)




@ 糊抜き
コーヒーでも紅茶でも、
きれいに染める時に、一番大切な事前処理になります。

石鹸や洗剤を入れたお湯に
レーステープを15分程度浸し、
その後、ゴシゴシと洗い石鹸を落として整えます。
これで、糊や余分な油分が取れました。



A 染め液

染めるレースの量にもよりますが、
1m程度のレースであれば、
出がらしの豆(ワンドリップコーヒーでOK)に
再度お湯を通して抽出した濃度(薄めず)で十分です。
レースがたっぷりと浸かるぐらい用意します。
染める量が多いときには、新しい豆を使ってください。









鍋を火にかけ、
お色の定着のために、
お塩をひとつまみ入れてよく混ぜておきます。
(塩を明礬にすると発色がよくなりますが、
うっすら生成り…にされたい方は、お塩で十分だと思います)



火にかけた鍋に、先ほどのレースを(絞って)いれ、
満遍なく染まるように、菜箸でゆらゆらと揺らします。
私の場合は、
本当に「うっすら」と色をつけたいだけなので、
5分前後でレースを取り出し、
よく水ですすぎます。

時間はお好みで・・・調節してください。








すすぐと、ほとんどコーヒーのお色は取れて、
一見ただの白に戻ってしまいますが、
これでいいんです〜。
乾くと、 蛍光性のある真っ白感はなくなり、
『赤みも黄味も強くない』、
何ともいえないいい風合いのレースに仕上がります。









編集後記




それまで袋に入れてしまっていた副資材のレースを
水通しをしたり、染めて準備が整うと、
こんな風に、芯なしで巻いて、
棚に立てかけたり積み重ねて飾っています。









これは、目に見える所に置くことで、
自分の脳に
「まもなく形にする…」という合図のような、
十分にイメージトレーニングをするべく時間を持つための
私にとっては、いわば、
小さな儀式のようなものかもしれません。










ファブリックノートもまた、
同じ役目を果たしてくれてるツールです。





ソファに座り、静かに目を閉じて、
デザインや作る過程を細かく脳におこしていると、
次第に、少しずつ…
指先があたたかくなってくるような感じさえおぼえます。




とても不思議です…













最後まで、
ありがとうございました。















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