こちらが、レース別水通し前後のサンプルです。
縮み具合について
簡単にまとめたノートです。
この数値に作品を加えながら、お話を進めていきたいと思います。










『トーションレース』


ハンドメイドをするようになり、
初めてトーションレースを作品に縫い付けた時は
本当に…ドキドキしました。
なんだか、それだけで、
お裁縫が上手な方に近づけたような気がして…
今思うと、とても図々しいのですが、
懐かしくいい思い出です。







『 トーションレースの縮み具合について 』


トーションレースの素材としては、
綿・リネン混レーヨン・リネンをよく見かけます。
どれも全般的に『生地よりも縮むもの』というのが
ハンドメイドをして、初めて知ったことでした。



サンプル1
素材: レーヨン70% リネン30%
20cmサンプルにおいての縮み
 『長さ2cm 幅1cm』



上が水通し前、下が水通し後ノーアイロン状態です。

これは、
素材違いで数多く出されているので、
一度は手にしたことのあるレースかもしれません。
両端がデコレーションタイプで、
布に挟まなくても使えるトーションレースでとても便利です。
素材 リネン×レーヨンで、とても柔らかく艶のあるタイプですが、
リネンを含んでいる素材は、やはり縮む性質を強く持っています。
見た目と数値からもお分かりのように、かなり縮みますので、
水通しは必ずされた方がいいと思います。
厚手のポーチにつけたときはとても綺麗に映えましたが、
ガーゼのお洋服に縫い付けた時は、
私の経験不足で、事前処理が十分にできていなかったこともあり、
とても縮んでしまったことを憶えています。




サンプル2
素材: 綿100%
20cmサンプルにおいての縮み 
『長さ0.3cm 幅0.2cm』




こちらも、レースをたたく形で使用できる便利なトーションレースです。
編み方や素材の違いからなのか
上と比べると、随分縮みが少なくなります。
こちらは、トリプルガーゼのお洋服の胸元と、
ギャザーを寄せてフリル状にして、
衿ぐりにも使ったことがあります。







サンプル3
素材: 綿50% レーヨン30% リネン20%
20cmサンプルにおいての縮み
『長さ2cm 幅0.5cm』




これはよく衿ぐりに用いているトーションレースです。
サンプル1のリネン混トーションレース同様、長さ的には縮みますので、
必ず水通しをして使うようにしています。
そして、
水通し後のさらなる縮みも考え、
1枚生地の部分ではなく、
パイピング衿ぐりやパッチなど二枚合わせ(ガーゼ×綿ニット)部分、
また短い部分に使うようにしています。




『 トーションレースの水通しのポイント 』


トーションレースの場合は、
水につけてレースをよくもんだ後、
さらにしばらく水につけておいてから、タオルに包んでかたく絞り、
『軽く』皺を伸ばしながら部屋干しをします。

そして、この後がポイントで、お洋服に使うときには、
布の地直しとは異なり、あえて『アイロンをかけない』ようにしています。
これは、きちんと水通しをしたのに、
それでもお洋服の上でつってしまった過去の経験から、
アイロンは極力かけずに
トーションレースがぽこぽことしているまま使い、
縫い付けるときにも、伸ばさないように意識すると、
その後の縮みの影響をガーゼが受けることが少なくなりました。





そして、こうして、トーションレースを衿ぐりによく挟むのは、
ガーゼのお洋服の場合は特に、『伸び止め』の役目にもなっています。
これは、思っている以上の力があり、
レースをつけたものとそうでないものを仕立てて、
数ヶ月間観察すると、一目瞭然です。
特にトーションレースは、全く伸びないので、
その効果を確実に得られます。

そのため、開きのないお洋服にレースをつけるときには、
(特にお子様の場合)
トーションレースの為に、頭が入らなくなることも多いので、
事前によく確認されることをおすすめします。


衿ぐりへのレースつけ方は、下記にまとめています。



※トーションレースは、
その素材や編み方によって、縮率は異なります。
水通しをされても心配な時は、
さらに、お洋服に使う生地のハギレの上に
『水通ししたレースを20cm分』縫い付けてみて、
お洗濯を数日してみて、長さと見た目の変化を確認されると、
より安心して使うことができると思います。




 『綿生地のレース』







綿生地のレースは、
 トーションレースのように厚みはありませんが、
その分、縫い合わせる相手側の生地を選ばず薄いものにでも、安心してあわせることが出来、
また、一度きちんと水通しをしておけば、
それ以上縮み変化が少なく手軽に使うことが出来ます。



サンプル4
素材: 綿100%
20cmサンプルにおいての縮み
『長さ1cm 幅0.5cm』





最初に水通しをしておけば、胸元などの1枚生地に対しても、
これ以上縮んで生地を引きつることがないのが最大の利点なので、
私のように初心者には
お洋服向けレースとして、はじめのころから手軽に使えるレースでした。
ピンタックブラウスの胸部分に長めに用いても、
数年たっても、縮みはほとんどなく良い状態です。








 『 綿生地のレースの水通しのポイント 』


下処理として気をつけていることは、
レースを水につけるだけでなく、
『洗剤ではなく石鹸』でよくもみ洗い、もしくは洗濯機でまわしています。
これは『糊を落とすことと、できるだけ自然のお色に戻す』ためです。
綿生地のレースは、白系が多いと思いますが、
この『白』は本当に奥深く、
一見、使う生地と同じ白のように見えても、
日光のもとで比べると、レースだけが真っ白く見えることあります。
手に入る副資材は限られているので、
ある程度は仕方がないのですが、使う前にできるだけ事前処理をして使うようにしています。
とは言え、これは『無蛍光の洗剤』で、日々お洗濯を繰り返すうちに、
必ず、お色の差は和らいでいきます。
(無蛍光については、下に簡単にまとめてあります)

また生成りの生地に合わせるときには、
あらかじめ紅茶染めなどをされると
とても雰囲気良く使うことが出来ます。
(染めの場合にも、丁寧に糊を落としてから使うようにしましょう)




 『オフホワイト・生成り』







レースのお話からは少し逸れますが、
『無蛍光』についてのお話です。
ブラックライトが使われている薄暗い所に入った時に、
白いお洋服が際立って青白く光って見えたご経験はありませんか。
(ディズニーランドのスペースマウンテン内に入った時、
そのようになったことを思い出しました)笑
これが『蛍光増白剤』の作用です。
綿生地レースの白は、実はこのタイプの白が多いので、
日光のもとにおくと、眩しいぐらい輝きます。
服地も同じ色であればいいのですが、
もし差がある時には、
蛍光増白剤の入っていない洗剤で洗われると、
着用するにつれて和らいでいきます。


蛍光増白剤は、
大手メーカーの売れ筋洗剤には、実は、ほとんど入っていたりします。
洗剤の箱を見てみると含まれているかどうか分かります。
黄ばみを打ち消し、紫外線を吸収して白さが輝くように見えるので、清々しくとても助かりますが、
こと『生成り』のお洋服を洗うときには、要注意です。

洗剤が水に溶ける前に直接あたったりすると、
その部分だけ蛍光増白剤の効果で白くなってしまうことがあります。
白いお洋服でしたら構いませんが、
生成りやパステルカラーの場合には、
洗剤よりも『石鹸』を使われると安心です。
(石鹸には、基本的に増白剤は入っていないと思います)




『 広巾の綿生地レース 』






今回、スタイやブランケットに少し使ってみました。
スカラップ部分は、できるだけ美しさを損ねないように、
ミシンもスカラップのラインに合わせて走らせました。




以上です。




トーションレースは、数多く売られていますので
お店の紹介は省略させて頂きました。


*** 綿生地レースについて ***

ブラウスの胸元のレース… 『 クボリキレース 』さん
スタイ・ブランケットの広巾レース…『 布地と手作り材料のSHOP *HEAL* 』 さん
レースの品揃えが豊富で、いつも楽しく拝見しています。
スカラップの広巾レースなど、
カットワークレースはやはり人気のお品のようです。
ハンドメイドの副資材が
気持ちよくお買い物できるお店です。


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